概要
松山外環状道路インター線(国道33号~国道56号)において、測量、道路詳細設計(側道部分)、路側構造物予備・詳細設計(側道部分)、橋梁予備・詳細設計を行いました。本路線では、延長が4.8kmと長いことから、設計を多数の業者が分担して実施することとなったため、統一された設計思想に配慮しながら設計を実施しました。また、地質的に軟弱層が分布し、豊富な地下水が地表近くにあったため、設計・施工上ではこの点に特に留意しました。
主な業務内容
| 測量業務(L=4.8km) | 基準点測量、水準測量、地形測量、路線測量 |
|---|---|
| 道路詳細設計(側道) | 道路詳細設計、用地幅杭設計 |
| 橋梁予備・詳細設計 | 内川第1橋梁(自専道)、内川第2橋梁(側道) |
| 構造物予備・詳細設計 | 逆T型擁壁、L型擁壁、補強土擁壁、基礎杭、箱型函渠 プレキャストボックスカルバート |
所在地MAP
エピソード
平成16年度頃は国土交通省で総合評価入札方式業務が始まった時期であり、本業務もその方式で受注したものです。当時、全国の総合評価入札方式業務の中でも、本業務が高得点での落札であったため、雑誌『日経コンストラクション』に掲載されました。
本橋梁は、自動車専用道路の橋梁であること、景観検討委員会の対象であること、本橋を横断する高圧線があること、重信川の伏流水である地下水が豊富であることなど、施工に関する制約条件が多いものでした。上部工形式は当時の新工法である、3径間連続開断面箱桁橋であり、全国的にも実績が少なく詳細設計では苦労しました。橋脚の柱形状については景観に配慮した結果、2柱式の八角形となり、排水管が目立たないように側面に設けた溝に設置する構造としたこと、橋台・橋脚の高さが高いことから、地震に対応した太径鉄筋を当社では初めて採用したことなどから、難易度の高い配筋に苦労しました。
地下水対策では、基礎杭選定、遮水鋼矢板の採用など気を使った。上部工架設はトラッククレーンベント工法を採用したが、ベント配置の制約や高圧線からの離隔確保などに対して工夫が必要であった。以上のようなことから、橋梁設計を行う上で、あらためて非常に勉強になった業務であった。
当時の新工法であった、3径間連続開断面箱桁橋+合成床版橋を採用し、詳細設計を実施。
内川第1橋梁(自専道)
環状道路の高架橋であることから、上下部工ともに景観に配慮した構造やデザインを検討しました。また、上部工の架設や下部工の仮設工についても制約条件が多い中で安全確実な施工計画を行いました。
内川第2橋梁
上部工は上り線・下り線とも、2径間連続鋼プレートガーダ橋(曲線桁橋:コンクリート床版)を採用し、詳細設計を実施しました。