建設コンサルタントとは

インフラの計画・設計・調査など、まちづくりをトータルで支える技術のプロフェッショナルです。

発注者・建設会社との関係

建設コンサルタントは、安全で質の高い社会資本(インフラ)の整備を実現するため、発注者の技術的パートナーとして事業に関わります。企画・計画から調査、設計、施工管理、維持管理に至るまで幅広い業務を担い、事業全体を支えています。建設会社は、その設計内容に基づき施工を行い、形として具現化します。

建設コンサルタントの業務フロー

建設事業は「設計・施工分離の原則」に基づき、施工は建設会社、計画・調査・設計は建設関連業が担うことになっており、建設コンサルタントは建設関連業に属します。その業務は、発注者からの依頼を受け、企画構想や計画策定を行い、現地調査や各種データ収集を経て設計へと進みます。施工管理や維持管理にも関わり、長期的な安全性と機能維持を支えます。こうした一連の工程を通じ、災害対策や環境配慮、老朽化対策などの社会課題の解決に貢献しています。

企画構想

事業の目的や課題を整理し、全体の方向性や基本方針を検討します。

基本計画

条件や要件を整理し、事業実現に向けた基本的な計画を策定します。

  • 地域計画
  • 地域開発企画
  • 土地利用計画
  • 土地区画整理計画
  • 都市計画
  • 水源地域整備計画
  • 公園緑地計画

基礎調査

現地条件や既存資料をもとに、設計に必要な基礎情報を収集します。

  • 経済効果調査
  • 一般交通(センサス)調査
  • 道路交通情報調査
  • 植生調査

測量

地形や位置を正確に測定し、設計に必要な基礎データを取得します。

  • 基準点測量
  • 水準点測量
  • 地形測量
  • 路線測量
  • 河川測量
  • 深浅測量
  • 用地測量
  • 敷地調査

地質調査

地盤の性質や構造を調査し、安全で適切な設計に活かします。

  • 地表地質調査
  • ボーリング
  • 各種サウンディング
  • 原位置試験
  • 土質/岩石試験
  • 物理探査
  • 地下水調査
  • 地すべり調査
  • 地すべり機構解析

設計

各種条件をもとに、構造物の仕様や形状を具体的に設計します。

  • 土木設計
  • 交通計画道路計画
  • 道路及び道路施設
  • 鉄道関連施設
  • 橋梁/トンネル
  • 河川/砂防/海岸
  • 漁港/港湾施設
  • 公園/造園/運動公園
  • 上下水道設計
  • 揚水機場施設
  • 排水施設
  • 建築設計
  • 農林土木設計
  • かんがい排水施設
  • 農地造成/ほ場整備
  • 農道及び農地保全
  • パイプライン
  • 治山及び林道

補償

用地や建物の調査を行い、適正な補償内容の算定を行います。

  • 用地調査
  • 土地調査
  • 物件調査
    (建物/工作物/墳墓/立竹木)
  • 営業補償調査
  • 事業損失調査
  • 事前事後調査

申請

関係機関への各種申請や協議を行い、事業実施に向け調整します。

  • 公有水面埋立免許許可申請
  • 保安林解除許可申請
  • 各種事業許可申請
  • 開発許可申請
  • 林地開発許可申請

維持管理

完成後の点検や補修計画を行い、長期的な機能維持を図ります。

  • 点検/修繕計画策定
  • 道路構造物
  • 道路附属物
  • 河川構造物
  • 海岸構造物 等

建設コンサルタントのやりがい

やりがい1

社会を支える仕事

道路や水道、河川などの社会インフラを通じて、人々の当たり前の暮らしを支えています。日常では意識されにくい分、社会に不可欠で、常に求められるやりがいのある仕事です。

やりがい2

未来に残る仕事

自分が関わったインフラが長く地域に残り、人々の生活を支え続けます。災害から命や暮らしを守る役割も担い、未来に貢献できる実感が大きな魅力です。

やりがい3

専門性と達成感

企画から設計まで幅広い工程に携わる中で、高度な専門知識と技術が身につきます。長期プロジェクトをやり遂げたときの達成感も、この仕事ならではのやりがいです。